前回の記事ではWordを使って印鑑をデータ化する方法をご紹介しました。
この記事ではExcelからも印鑑をデータ化する方法を紹介します。
■自分の持っているExcelのバージョンを確認する方法

①Excel画面の左上にある【ファイル】をクリックします。
②【アカウント】をクリックします
③製品情報にExcelのバージョンがのってます。
画像ですとExcelのバージョンが2016であることが確認できます。
より細かいバージョンと何ビット版なのかは「Excelのバージョン情報」に記載してありますのでそちらをクリックしてください。
Excel365バージョンはExcelのみで作ることができますので画像の手順に従って勧めて下さい
ここではExcelバージョン2016を使って途中から以下の2パターンを画像付きで紹介します。
- 最初はExcelで途中からWordに貼り付けてやる方法
- 少々遠回りするけどExcel2016でもそのままやる方法
両方のやり方を紹介していますのでご自身にあったやり方で実施してみてください。
作業手順はここから説明します
- 既にある印鑑をスマホで撮影して
- パソコンに送って編集をする ←ここから説明します
- 保存
- がまだの方は前回の記事でご紹介していますのでそちらをお読み下さい

パソコンでデータ化する
写真をパソコンへ送り保存した後にExcelをダブルクリックで開きます。

①【挿入】をクリック
②【このデバイス…(D)】をクリックして先程の写真を開きます

Excel上に写真が挿入されました。ここからトリミングしてサイズを調整していきます
③写真をクリックして選択されたのを確認したら
④右クリックを押して【トリミング】をクリックします

⑤少し余白を残しようにします
⑥サイズを調整後はOKボタンなど無いため写真外をクリックします

写真外をクリックするとこのようにサイズ調整が完了します

印鑑の周りの色を透明にしていきます
⑦【図の形式】をクリック
※出てこなければ一度写真をクリックすると【図の形式】が選択できるようになります
⑧【色】をクリック
⑨【透明色を指定】をクリック

⑩印鑑周りの部分をクリックします

画像のように透明になります

Excel365の方は右クリック後に「図として保存」が選択できるよう表示されていますので保存して作業は終了です。それ以外の方は表示されていませんのでこの後もう少しだけ作業が続きます。
ここからは記事冒頭で話していた通り手順が変わります
途中からWordに貼り付けてやる方法の場合は⑪右クリックして【切り取り】をクリックしてください。
途中からWordに貼り付けてやる方法
画像ではWord2016を使用してご紹介します。

⑫Wordを開いたら右クリックして「貼り付けオプション」の中にあるアイコン【図】をクリック

⑬印鑑が貼り付けられたら右クリックして【図として保存】作業は終了です。
保存するタイトルや保存先は自分のわかるところへ
Excel2016ではこの【図として保存】の選択項目がありません。
これで印鑑をデータ化することが出来ました。
Excel2016でもそのまま最後までやる方法
印鑑の周りが透明になったところからこのまま最後までデータ化する方法を紹介します。


⑪右クリックして【切り取り】をクリック

⑫ 「貼り付けオプション」の中にあるアイコン【図】をクリック

⑬【上書きして保存】をしてExcelファイルを閉じます


次の画像を見比べてExcelの拡張子「.xlsx」が表示されていない方は次の手順で表示させてください。
拡張子が表示されている方は番号⑭まで飛ばして下さい。

パソコン内にあるフォルダどれでも構いませんので開いていただき、上部にある【表示】をクリックして【ファイル名拡張子】にレ点チェックをつけます。
チェックをつけることでファイル名の後ろに「.xlsx」が表示されるようになります。

ファイルの拡張子を変更します
⑭右クリックして【名前の変更】を選び拡張子「.xlsx」から「.zip」へ手入力してキーボードのEnterを押します

⑮メッセージが出ますが【はい】ボタンを押してOKです

Excelからzipファイルになりました。次はこのzipを解凍していきます。

⑯右クリックし【すべて展開(T)】をクリックします

⑰展開される場所を確認して問題無ければ【展開】ボタンを押します

zipファイルが解凍されました。このファイルの中にデータ化された印鑑があります。
どこにあるかは次でご紹介します。

⑱【xl】ファイルを開く

⑲さらに【media】ファイルを開く

⑳データ化された印鑑があります
あとはこれを右クリックで【切り取り】、デスクトップ画面上やフォルダなど自分の分かる場所へ保管して作業は終了です。
実際に使ってみよう
先程の作業で印鑑をデータ化することができましたので次は実際に使用してみようと思います。
次の請求書で実際に印鑑データを使ってみます。


①【挿入】をクリック
②【このデバイス…(D)】をクリックして先程の写真を開きます

印鑑が挿入されました。印鑑はマウスを使って動かしたり大きさを調整出来ます。

出来上がりました!
まとめ
- 最初はExcelで途中からWordに貼り付けてやる方法
- 少々遠回りするけどExcel2016でもそのままやる方法
Excelを使って印鑑をデータ化する方法を2パターンご紹介しました。
この方法を知っているのと知らないのでは作業時間に違いが出てきます。
書類を印刷して印鑑を押してスキャンするこの手順が減るだけで日頃の事務作業の時間短縮にもなりますのでぜひ活用していただければと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!
またにー!